明日天気堂

あしたてんきどう?(フリーライター堀井明子による手仕事模様)

新しい目的地

まるっと1年ぶりの更新です……相変わらずの放置っぷり。情けなくて涙が出てくらぁッ(何度目か)。

さて、皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。

私は色々ありまして(ざっくりとした流れは、明日天気@はてな?にてご確認いただければ)、そんな中でも、色々とやっていました。手仕事も細々と。依頼主は家族なんですけれどね……そして主に小物ばかりでしたけれどね……(ぶっちゃけ編み足りない!)

そう。私、編むことが好きなんです。

夫には「苦行*1に見える」とまで言われておりますが、好きなんです。

ただ、思い返してみると、私が編み物に夢中になっているときって、ちょっと精神的にしんどい時期、特に自分ではどうにもできないようなコト、ヤキモキするしかない時にやっているよなぁって。

洋裁、服飾とか、そういう方面にはとんと疎いし、家庭科も苦手な部類なのですが……なぜか編み物は別で、しんどいときにもできる。

だからずっと疑問でした。なぜ編み物なんだろうと。

その理由が近年になってようやく分かりました。

編み物ってメンタルケアに最適なんだそうです。リラックス効果もあるんだって!

冬のオリンピックなどで、北欧の国々の選手やコーチたちが待機しながら編み物をしている姿、テレビで観た方、いらっしゃると思います。彼等も気持ちを落ち着かせるため、緊張を和らげるため、結束力を高めるため……理由は色々あると思いますが、メンタル面ひいては体調面の健康維持に効果があるということは確かみたいです。

私も無意識に、そういうたぐいの癒しを求めて、編み物をしていたのかもしれません。助けられていたんだなぁ……(しみじみ)。

そして私自身はここ最近、辛くても辛くなくても編み物をしています。いわゆる沼ですね。ハマっています。楽しくて仕方ありません。

そうこうするうち、だんだん、欲が出てきました。

「編み物」のことをもっと知りたい。もっと腕を上げて、色んなものを編めるようになりたい。ていうか、とにかくガンガン編みたい。そうして、できることなら、たくさんの人たちのことを温められるようになりたいなーって。

さらに、編み物をモチーフにしたお話を描いて「編み物っていいよ!」と、たくさんの人に伝えたい。

さらにさらに、それらの物語を、自分でこだわりの手製本に仕立てて、一冊一冊、大切に頒布できたら……最高! 最の高!!!

(物語につきましては間に合えば文学フリマ東京にて、準備号的なものを発行しました。こちらは近日通販開始します)

 

そんなわけで、私、新しい目的地を追加で設定いたしました。

プロのニッターになります。

物語を編むだけじゃなく、糸を編むこともお仕事にします。

さぁ、気合い入れて腕を磨くよ! 頑張ります。

*1:痛みに耐えるしかない時に、ウンウンとうずくまりながら編み続けてる姿を見せちゃったからかも。